はぎしりや食いしばりは悪いもの・・・?
人は誰でも歯ぎしりやくいしばることがあります。歯ぎしりやくいしばり自体はストレスの発散効果もあるため悪いものではありません。しかし噛みあわせが悪かったりすると、夜間の無意識の歯ぎしりや強い食いしばりはコントロールできず、単に眠りの妨げになるばかりでなく、歯や顎の関節の過負荷の原因の一つとなります。磨耗して歯が割れる、折れる、知覚過敏、歯周病が悪化し歯が抜けるなどの原因となるため予防が必要になります。歯ぎしりは、睡眠中に顎を左右に動かしながら、「ギリギリ」「ボリボリ」と騒音を発生させる特徴があります。音が出るような歯ぎしりは歯の破壊、磨耗が進み接触画積が増えたときに現れます。他人の睡眠の妨げとなると同時に相当の力が歯に加わるため歯が削れたり折れたりする原因にもなる可能性もあります。
治療はできないの?
歯ぎしりの原因はストレスや目常の悪習慣など、本人が無意識のうちに繰り返されている場合が多いため、歯ぎしりを完全に無くす治療法はありません。しかし、歯や歯周組織、顎の骨、顎の関節、などに過度な負担をかけないように就寝前に装着するナイトガード(マウスピース)で予防をすることが治療となります。
ナイトガードは保険適応です。
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